研究課題4アワビの緊急増殖技術開発研究(28年度から研究課題1へ統合)

アワビの産卵 浮遊幼生 幼生の着底 初期稚貝

研究開発の具体的内容

≪研究機関:国立研究開発法人水産研究・教育機構(東北区水産研究所)、岩手県水産技術センター、国立大学法人東京大学≫

 東北地方太平洋沖地震とそれに伴う大津波によりアワビ種苗生産施設が全滅し、資源の底上げを目的として行われた種苗放流事業が当面の間実施できなくなった。さらに、天然漁場では大津波による海底攪乱により、震災当時0~1歳の稚貝が特に目立って減少した。これらのことから、これから漁獲加入する年級群が複数年にわたり減少することが予想され、将来的なアワビ資源量の低迷が懸念される。本課題では、被災したアワビ種苗生産体制の早期復興に際して、従来よりも効率的種苗生産技術を開発し、生産コスト削減効果等を分析したうえで漁協等へ技術移転を行うことを目的とする。また、攪乱により減少した資源を維持し回復させながら漁業を可能とする資源管理・増殖方策を明らかして資源管理の主体となる漁業団体等に情報発信する。
(※ 平成28年度からは研究課題1「天然資源への影響を軽減した持続的な漁業養殖生産システムの実用化・実証研究」へ統合。中課題として継続。)